山鯛ブログ

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にゃごです。

ただの落語つながりの死神の名付け親。
この前芝浜を耳にして死神の名付け親を思い出しました。
特に何があるわけでもないけれど。

落語の死神は、枕元に死神が立ってたらその人は助からないけど、足元に立ってたら助けられる。
それを使って医者になりなって死神に言われる話。
落語の詳細は割愛。

グリム童話の「死神の名付け親」は落語と似た箇所がある。
落語の元になってるんだったかな?


貧しい男のもとに息子が生まれて、名付け親のなり手を捜しにいきます。
最初に神様に出会いましたが「神様ってのは貧富の差を埋めてくれないやつだ」と思い断りました。
次に悪魔と出会いました。「悪魔は人を騙す悪いやつだ」と思い断りました。
最後に死神に出会いました。「死神は皆平等に連れていってくれる」と思い、死神に息子の名付け親になってもらいました。死神は、その子が将来成功すると約束しました。

あるとき死神が現れて、成長した息子を森へ連れていきました。


…長い。長いので簡単に。


死神は「お前が病人の元に呼ばれることがあれば私は姿を見せよう。私が病人の枕元に立っていたらこの薬草を飲ませなさい。その人間は助かる。足下に立っていたらその人間は助からない」と教えました。
そして息子は巷で評判の医者となりました。

ある日、病気になった国王のもとに呼ばれた息子は死神を騙して王の命を救いました。死神は怒りながらも許してくれましたが、二度目はないと言いました。
まもなくして王女が病気になりました。
王は「娘を救った者を、結婚させ後を継がせる」と言いました。
王女のあまりの美しさに、再び死神を騙してしまった息子は死神に洞穴へ連れていかれました。
洞穴では様々な大きさの蝋燭が燃えていました。

「この蝋燭は人の命だ」と教えられた息子は、自分の蝋燭を見ました。
すると、蝋燭の火は今にも消えそうでした。
息子は新しい蝋燭に火を継ぎかえてほしいと頼みました。
死神は了承しましたが、わざと失敗して火は消えてしまいました。


グリム童話はグリムさん達が集めてきた童話集。
できたのはフランス革命の後らしい。
フランス革命前後を元にした作品には何かと縁があってこれもその1つ。
学生の頃講義で「屠殺ごっこ」を聴いたのが印象に残ってますね。
1番好きなのはブレーメンの音楽隊。

なにも語れてないけど長くなったのでここで1回終わります。